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都内唯一の国宝となる木造建造物 正福寺地蔵堂

金剛山 正福寺

鎌倉時代に想いを馳せる

 都内唯一の国宝の木造建造物である地蔵堂のある正福寺は、鎌倉時代中期の創建と言われており、地蔵堂(通称:千体地蔵堂)は、1407年に建立されたと伝えられており、江戸時代中期に民衆の間で流行った地蔵信仰により収められたお地蔵さまが堂内に1000体を超える数祭られている。 また、都内最大級といわれる1349年に作られた板碑(東村山市指定有形民俗文化財)もこの寺に写され祭られている。正福寺は1278年に建立され、開基は、当時の執権であった北条時宗。本尊は千手千眼観音菩薩。北条氏ゆかりの寺院であることは、寺の家紋に北条鱗が用いられていることからも見て取れる。

正福寺本堂
北条時宗公が鷹狩りに東村山周辺を訪れた際、大病にかかり命の危険を感じるほどの状態となったが、夢の中でお地蔵様が現れ「この丸薬を飲めば良くなる」と丸い薬を差し出し、その薬を飲んだところ、翌朝、目が覚める体調が良くなっていったことから「救ってくださったお地蔵様への供養」のために正福寺を開創したと伝えられています。

  • 千体地蔵堂


    十三仏像

  • 貞和の板碑

寺院情報

寺院名
金剛山 正福寺
所在地
東村山市野口町4-6-1
問い合わせ
042-391-0460
駐車場
有り(敷地内)
アクセス
〇電車でお越しの場合:
 西武新宿線「東村山駅」西口下車徒歩12分
〇バスでお越しの場合:
 西武バス 立川駅北口 ⇔ 東村山駅西口または、東大和市駅 ⇔ 東村山駅西口
  バス停「正福寺」下車徒歩5分

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